2008年11月16日 ロタ・ブルー・トライアスロン大会
参加者の完走記
<草間 美穂子さん>
成田から三時間半、真夜中のロタ空港に無事到着。メンバーは、宗田さん、鬼沢さん、私の三人。
その日はとりあえずさっさと寝ることに。
翌朝目覚め、カーテンを開けるとそこは南国リゾ−ト気分満点。目の前にはホテルのプール、その先にはロタの海。ワクワク気分が一気に盛り上がる。
朝食を摂り、私たちには大仕事のバイクの組み立てが・・・。いつもは男性陣に助けてもらっていたが、今回は自分だけでやらなくてはいけない。四苦八苦しながらどうにか一時間で完成。
試走を兼ねてバイクでスイム会場へ。海を見ると波が!結構波がある。鏡の様に穏やかな青い海を勝手に想像していた私の気分は一気にブルーな気分に急降下。明日のレ−スは、スイムでギブアップかも・・・・・。
午後一時からの試泳は、泳力別に別れ、私たちは宮塚さんのグループにはいり、第一ブイまでゆっくりおよぐ。青い!青い!水深50メ−トルだとか。それでも海底が見える程の透明度の美しさは神秘的そのもの。皆さん、一見の価値はありますよ。そのひは、のんびりプールデ泳ぎ、散歩をして、夕食を摂り、明日のレ−スに備えおとなしく早めの就寝。
起床は三時半、ホテルで用意してもらったおにぎりを食べ、車で会場へ。まだ真っ暗なトランジッションにバイクをセティング。だんだんと明るくなって来て、スタ−トの六時半。AタイプBタイプ一斉スタ−ト。その日も、波が有り、波打ち際に居ると足をとられるのでフローティングスタート。第二ブイまでは人影があったものの、AタイプがスイムアップするとBタイプはわずかに36人、太平洋の海原に一人ぼっちで泳いでいる感じ。いくら美しいロタブルーも楽しむ余裕は全く無い。一時間四分もかけて2キロを泳ぎ切る。あれは絶対3キロ近く有ったと思う。
トランジッションに行くと、宗田さんのバイクがまだある、私もそれほど遅くなかったらしい。着替えをしていると、すぐに宗田さんもスイムアップ。
さあ!バイクスタ−ト、すぐに宗田さんが軽やかなぺダリングでスイーっと私を追い抜くと、羨ましい程のスピ−ドで走って行き後ろ姿も瞬く間に見えなくなってしまった。だらだら長い坂が3キロ。佐渡の坂よりも私には辛い、それでも登ったらご褒美の下り坂。キャホー!私でも50キロは出る快適コ−ス。苦しみながら、たのしみながら、90キロのバイクを終えると、そのころには気温もジリジリと照りつける真夏も日差しになっていた。1キロごとに有るエードでは、島の人々の大サ−ビス、ウヲータ−?シャワ−?モアー!モアー!断ったら悪いかな?と、こちらが気を使ってしまう。おかげでランシューズの中は水でグチャグチャ音を立てて走るはめになってしまったが、人の居ないジャングルランだけに、エードのボランティアの優しさはありがたかった。7キロ過ぎるとジャングルというよりも、工事現場のような石ころだらけのアップダウン、もはやトレールランのよう。8キロ過ぎで宗田さんとすれ違う。さすがに登りの二箇所くらいはあるいてしまったが、暑いランも我慢、我慢でわ-い!ゴ−ルが見える!左へタ−ンして嬉しい、嬉しいゴ−ル。椰子の実のジュースをもらって、先にゴ−ルした宗田さんと一緒に記念写真、はい!ポーズ!ゴールしてしまえば、辛かったバイクの上りも忘れて、又来年も来るぞって気持ちになる。トライアスロンは楽しいですね。
その夜のアワードパーティーは、島の人達によるBBQ、豚の丸焼き、スペアリブ、フル-ツなどなど、食べきれない程のご馳走でした。
表彰式では、宗田さんが女子総合で3位に入り素敵なブレスレットを授与されました。おめでとうございます。
あっという間の4日間、楽しかった!宗田さん、鬼沢さん、たいへんお世話になりました。また来年も行けるといいですね。
<宗田 恵世子さん>
バイク練習で一緒になった時だめ元で草間さん夫婦に声をかけたら優しい旦那様の行ってきていいよの返事があったとのメールをもらって
ヤッター。
今回は直行便で最後までバイク搬送のことなどでもめて行く2週間前にやっとツアーの詳細が届いて
バイクを送るのに別料金で3万円、自宅から成田まで片道3千円と代金がまたまたぐっと上がって
15.6万だと思うなんて誘ったのに21,2万になってしまいました。
金曜夜出発ロタ夜中到着、すぐにぐっすり寝た3人でした。
朝起きてまずおいしい朝ご飯。そして2人だけで自力のバイク組立約1じかん弱「私たち偉ーい。
自分だけで出来たじゃない」なんてあったり前のことを褒め称え、空気を入れようとしたら私の持っていった
空気入れの目盛りをさす針が折れてて、エーだいたいの勘で入れてたらプシュウと空気の漏れる音
空気入れが漏れてしまうのでどうしよー。
誰かにかりることにしたのですがこんなことが心配の種のひとつになって眠れなかった草間さんでした。
バイクに乗って試泳会場へ登録して食事、ビッグサイズでアイスコーヒーは大ジョッキ甘ーい、
ピザまあまあ、シュリンプサラダまずーい。
右手で小蝿を払いながら左手で食べる、そばのテーブルに宮塚さんたちがいたのに私達のテーブル
しかも私をマークして飛び廻っていました。
試泳はもっと遅いグループにいくーなんて行っていた草間さんを引っ張って宮塚グr-プにはいって泳ぎました。
この深さ、透明度わーきたぞーロタの海だー。のんびりとあじわってワクワクしながら進みました。
水中写真を撮ってもらったり適当に遊んで戻りました。
さーはやく寝るぞー、準備万端、いつもグーグー寝てしまう私達なのに
12時過ぎ頃からあっ草間さんが起きた鬼澤さんが起きた私もトイレにいくか。
その後もなんか眠れない感の漂う部屋の中まあいいかとヨコになっているうちに朝。
今回もスコールのあとのスタートでまたまた泳ぎながら虹がみえて幸せ気分。
顔あげ反対の草間さんは気がつかなかったようです。
2周回目になると廻りに誰もいなくてmyocean、気持ち良くてきょろきょろしながら泳いでいたら
白い小さなお魚の群れに遭遇。しばらく一緒に泳いで、水中ビデオを回しているのを見つけて手をふったり、
今度はエーうそーかめーと期待して近づいてみたらブイのお世話になっております。
重りになっている大きな岩でした。もうすこしでおしまいだーという距離になってからどこからスタートしたんだっけ、
どの辺に向かえばいいんだろう。わかんなーい。何回も立ち泳ぎをしながらやっとたどり着きました。
ウェット脱いで洗ってオレンジ食べて水飲んでヨッシャーバイクラックに行くとすでに草間さんがいるでわないか。なにが、海不安だなーだ。
ひと足遅れてバイクへ、あとから草間さんにそんな大変じゃ無いって言ったのにすごいたいへんじゃない
もう宗田さんたらと散々いわれましたが、ホーンとあーこんな坂だったんだー、
結構な坂だなーと思いつつまあいつものように軽ーいギアでコロコロコロコロんー結構長いなー。
バイクで腰や股などいたくなることはほとんどなかったのですが今回結構両方いたくてなんだこりゃ。
今から思うと組立時のポジションミスかなとも思うのですが。
でも順調に1人また1人とつかまえながらバイクに乗れたのでとってもたのしかったです。
最後のラン、この頃になって陽が出始めじわりじわりそしてまたまた登り。
あー思い出した思い出したと思いながらひたすら端っていました。
エイドのたびにwatter,shower を繰り返し7キロからは石ころだらけでエイドはなくなりあー歩いてしまったー。
やっとのおもいで下りに9キロか8キロぐらいのところで草間さんとすれちがったのであー絶対抜かれちゃう、
歩いちゃだめ、歩いちゃだめと言い聞かせながら必死に走りました。
あと2,3キロのところで後ろを振り向き振り向き大丈夫そうだがんばれーと自分にエールを送りながら走り続けてゴーーーーール。
草間さんが来るのを待って一緒にゴール写真。ウェットを洗って干して用意が出来たらザーザザー。
ビュウワーンザザー。激しいスコールにずぶぬれ。
ホテルの迎えの車が出たばかりで待つこと1時間寒い寒いお日さまが出だしたので体を暖めぼーっとしていたらお迎え。
アワードは前回の方が感激したな、今回は手際よく準備されてて品数も少なかったかな。
かわいい少女たちと一緒にフラダンスを踊ったり、草間さんのおかげで3位になれて表彰されてバンザーイ。
ホテルに帰ってから顔見知りになった人達と明日の帰る時間の早い最高齢82歳のおじいちゃんを囲んでまたわいわいがやがや。
そして今夜はバタンキュウ。
最後の1日、テテトビーチでお魚さんたちと遊び、流れが早かったので進まない方向へ進んでみたりとっても早い人になったように流れ
に乗って泳いでみたり、わいわいやってたら昨日レースのあと結婚しますと行っていた対照的な2組に出会い、バイクに乗って来た
1組には魚が一杯いるからここで一緒に泳ごうと誘い、ばしゃばしゃ
やってたら式を終えてきたウェデイング姿のもう1組集合写真に
加わってお祝いしたりとっても楽しいレース後の1にちでした。
そして成田へ。草間さんの旦那様が迎えに来てくれて日付の変わる
ちょっと前に家につきました。
今年1年を振り返ってみて、草間夫婦のおかげでほぼ毎週バイクに乗れたこと。
石垣で草間さんにランで抜かれ、それまでは現状維持なんていっていたけど
やっぱり少し走らなくちゃと頑張ってみたら今年の石垣でベストタイム
がでたこと。まだまだやることが一杯あるんだとロタのバイク、ランの
坂で2人して確認し合ったこととても大きな収穫でした。
ありがとう、草間さん。東村山の皆さん。来年も宜しくお願いします。