2006年11月18日 ロタブルートライアスロン
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11月16日5時わが家を出発。成田のそばに車を預けて空港まで送ってもらいました。成田ーサイパ
ンは15時無事についたのですが18時発のロタ便は18時発。3時間もあるのでそこら辺をとぶらぶ
らしたものの、あるのは真っ青な空と木と草原照りつける太陽あとは時々車がそばを通り過ぎるだけ。
暑さに負けて小さな空港に戻り、コーヒーショップへ。
1杯のコーヒーは減るとつぎ足されどんぶりに入ったポップコーンは無くなれば山盛りに、いくら飲ん
でも食べても減らないのです。
ガブガブのおなかで待っているのに6時を過ぎ、7時を過ぎ、8時を過ぎいったいどうなってんだー。
ここで、日本の日常を捨てました。ゆったりとまつ。のーんびりとした時間を楽しむ。
8時半過ぎロタ島目指して小型チャーター機がとびたちました。10時発の人たちは一体何時ごろ出ら
れるのかなーなんて思いながら。
ホテルでの夕飯、総勢18人の注文を聞いて1品、2品、間が開いて3品目、4品目ここでも時間は
のーんびり。
17日朝、ぶらぶらと海岸へ、後から勝手知ったるツアーの人たちが海に入れる格好で現れ、石垣の魚
肉ソーセージのように缶詰めのウィンナーをまき始めると魚がうようよあらわれて、そのまま全身び
しょぬれになって海の中をのぞいてしまいました。
あーあきもちよかったー。
?13時から試泳。宮塚、白戸、松丸、の3グループに分かれて。ブイの方まで泳力別に泳ぎました。
ロタブルーこれがロタブルーか。深ーい海の底にちょろちょろ泳ぐおさかなさん達を眺めながら泳ぎ
進むとなーんにもないきれいな海の底。廻り中のひとの手、足、体、チャプチャップした波にゆられて
さかなになったわたしー。
夜、競技説明を聞きにロタリゾートホテルへ。英語で説明してるのを聞いて。外国にいるんだと再確認。
もちろん、日本語の説明もありましたがあっというまで、アバウトで、紙1枚もないので去年でた一緒
のツアーのひとにもう1度説明してもらって。始まればどうにかなるよとの事。リゾートの食事はまず
いとの先輩方の意見に従いホテルに戻って夕食。
今日は私がオーダー忘れされたようで1時間以上かかってやっとでできて、ソーリーと謝られて冷やっ
こを1品おまけに付けてもらったのです。バクバク食べて明日に備えてさっさと寝ました。
4時半、おにぎり朝食を食べ、5時15分ホテルから出発。
まず、ラントラッジションに用意、まわりをみると地面にランシュウズを置いている人がいないので
す。袋ごとフックに引っかけているので、取り合えずまねをして、場所を移動しバイクトランジッショ
ンへいったものの今日1度もバイクに乗っていないので、そこら辺を乗り回してから用意を始めるとこ
こでもフックにバイク用品を引っかけているのです。何でかなーと思っている内に突然雨が。
スコールがいつ来るかわからないので、ぬれないように袋に入れてかけておくのだという事にガッテン。
ウェットを着てちょっと体を動かしていると海に入って行く人たちがいるので取り合えずくっついて
いってまだ薄暗い海の中にぽちゃぽちゃ浮かんでいると、もう6時半過ぎてるよとぼそぼそ声が聞こえ
たかと思うとみんなが泳ぎ出したのでそれじゃーと後について泳ぎ始めました。昨日は昼間泳いで素晴
らしいロタブルーだったのですが、今はまだ薄暗くって、そこの底の方に泳いでいる魚達をゆっくり
見ながら泳いでいるとだんだん明るくなってきて、呼吸の度に顔をあげると虹がみえて、にじだーにじ
だーとわくわくしながら泳ぎ続けました。
51,5の人たちが岸に向かい。私達は2周回目周りはだーれもいないというかみえなくて私だけの
ロタブルー。
水深50メートル前後との事、海底にサンゴがなく、一面が白砂透明で青い海、青い空とにじ、ロー
プもなく3ヶ所のブイを目指して自分だけの時間、空間。こんな幸せ、いいのかしら。じーっくりあじ
わって沖に向かいました。
ちなみに、スイム2キロという設定ですが、海の底に結わいてある大きな岩が台風のために動いてし
まって実質2.5キロぐらいあるとの事でした。
トランジションにいる旦那とおしゃべりしながら足の裏から指の間までしっかりついている白砂をきれ
いに拭き取ってバイクへと。
バイクコースはこの島の中心街ソンソン村から飛行場へと延びている舗装路。舗装路はこの1本しかな
いとの事。道路脇には緑の芝生ゾーン、海外沿いにはヤシの木。その向こうには、コバルトブルーの
フィリピン海。
往きは多少のアップダウンをしながらののぼり、のぼり、のぼり。大野さんにはこたえられないコース
ですよ。
帰りは、言わずとしれた下り坂。私でも50以上でるんですからヤッホーと大声で叫びながら下ってい
くと、左ももにちくっ、いたあい、なんだこりゃ、ふたたびちくっ。エイドにとびこんでももをみると
はちだなー。ぎゅうぎゅうしぼって、冷たい水をじゃんじゃんかけてもらって、ボランティアの人た
ちがソウリーソウリー、大丈夫ですか、と口々に心配をしてくれて。オッケイーといさんで出発。バイ
クの後をゆっくりと車を走らせてくれている原地の人たち、私はその後ろでどうにかしてくれーって感じ
で後ろをついていくと芝生側に車を寄せてくれて、手を振りながら横を通り過ぎると旦那がいるのが見
えて、イェーイと張りきってこいでこいで1周回終え、2周回目。帰りの気持ちよさを知ったので登り
も楽しく宮塚さんや、松丸さんとすれ違いその後ろから外人の女性がガンガン翔ばしているのを見てす
ごーい。と手をふりながら私もあかるーい海、空、木、空気ぜーんぶを満喫しながら本当に楽しいライ
ドを続けたのです。
ここでも旦那と話しながら準備していて、じゃーねーとしばらく走っていってから、まぶしいなー。
あっサングラスとったままつけてくるの忘れちゃった。んっ。バイクパンツ脱いでくるの忘れちゃっ
た。まーいいかー。この、レースはほんとにまーいいかの連続です。5キロまでは海岸線を走る、舗装
道路。あついあついあつい。傍士さんあついよー。
1キロ毎にエイド。water、shower。口々に顔をのぞきこんでくれて、シャワーというといぇー、あは
は、、、、おおうけでよってたかって水をかけてくれて手をたたいて大はしゃぎをしながら見送ってく
れます。その後は前も後ろもだーれもいなくって、時々チョウチョがとんできて、あっトンボもいるん
だー。風の音と、葉っぱのじゃれあう音、離れた方から聞こえてくるなみのおと。目に入るのは、緑色
の木々、洞窟のような、防空壕の後のような土色。
木々の間から時折見える海の青。白く続く道。あとは、だーれもいない、なーんにもない。
1キロごとの、エイドの楽しみな事。一緒にきゃーきゃー騒いで、氷がないので、冷たい水をかけても
らい、ペットボトルに水を入れそれをすこしずつすこしずつ体にかけて次のエイドまで。5キロからあ
とは、ローラーで踏みしめてあるサンゴの白い道上りがすこしづつ急になってきて、8キロから10キ
ロは歩いたり、走ったりをくりかえし上りつめるとかわいい女の子が、ナンバー、ナンバーを繰り返
し。ナインとつげると。ナイーンおおごえをあげて両手をあげてハイタッチ。帰りの2キロくらいは走
れる走れる嬉しい気持ちのいい下り。
一緒のツアーできた人たちとすれちがう事ができて、帰り道は1人じゃなかった。でも、あつい、あ
つい、あつい。
ゴール近くに来て、道を1本間違えて曲がり、引き戻ってきて、次の道を曲がると、旦那が遠くの方に
見えて、手をふっている。
やったー。はしって、はしって、ハイタッチ。右に入って、海に向かい、ゴール。
ココナッツに穴を開けてもらい。水分補給。
その後は、旦那と一緒にゴール案内人。そこに誰かいてくれないと、どこがゴールだかよくわからなくて。
?島民、1500人ぐらい。エイドにいる人と、生活で車に乗ってる人たちとすれちがうものの、道路
上の応援なんてないし、スタッフも最低限のゴールにしかいないので、あと1人というところまで見届
けてホテルに戻りました。
すぐに、バイクを洗って、拭いて、箱詰めにしてフロントへ。
一休みして、アワードパーティへ。
島の人たちが愛情込めて作ってくれたという豪華な料理がいっぱい。豚も丸焼きが3頭も。おおきな
スペアリブもおいしかったし、パン、サラダ、果物、魚、肉、食べきれないほどいーっぱい並んでい
ました。
食べて、食べて、海辺にでて、空を見上げると、星だらけ。いっぱいあり過ぎてどれが何なんだか、
さっぱりわからなかったけど感激。
そして、表彰式。1位、松丸。2位、宮塚。3位、グァムトライアスロンチームの女性。4位に男性が
入って、5位も同じチームの女性。わたしはそのずーと後、だったのですが、女子総合3位とのこと
で12月号のTJ誌7ページに載っている西田光男さんという、鉄のアーティストが、ロタブルー大会
のロング部門入賞トロフィー代わりに作品を贈呈して下さっていて、その鉄の皿を頂いて帰ってきまし
た。
長々とかいてしまったのですが、書きつくせないいろんな方達との出会いも最高でした。
草間さん、岡部さん、和田さん、今年は断念してしまいましたが、来年はぜひ、他の方も、ぜひぜひ一
緒に行けたらもっともっと楽しいものになると思います。